その3 そのメリットとデメリット
紫外線を予防するために、
その紫外線を吸収する、あるいは散乱させる目的で、
パラアミノ安息香酸、サリチル酸、ケイ皮酸などの化学物質が使用されます。
いずれもが、石油より抽出、合成されるのですが、
すべて毒性のあるもので、
皮膚自体によいところなど何一つありません。
天然素材で、紫外線吸収作用のあるものも存在しますが、
不安定であり、使いづらく、
化粧品としては全く利用されていないと思います。
★ そのメリットは何?
紫外線の強い地域に居住する白人にとって、
紫外線による皮膚癌発生は放置できない問題なので、
その対策としての日焼け止め化粧品は大いに意義のあるところです。
ただ、上記したように毒性のあるものゆえ、
その配合量には制限がなされています。
黄色人種である我々日本人と白人との、
主にメラニン色素の違いについては、
何度も書いてきましたが、
白人よりも紫外線にたいして強い日本人が、
日本よりも紫外線を強く浴びる地域に居住する白人よりも、
紫外線対策がどれほど重要であるかは、甚だ疑問だと言えそうです。
★SPF について
今では、どの日焼け止め化粧品にも表示されている SPF ですが、
皆さん当然ご存知だと思います。
紫外線を防御する時間を表す目安で、
SPF1 は 10 分、 SPF2 は 20 分、という具合ですが、
アメリカでは、皮膚癌予防としての研究値から、
SPF30 が上限とされています。
つまり、紫外線予防剤の毒性と、
紫外線による皮膚のダメージを量りにかけて、
こう制限されている訳です。
それでは、日本はどうか、ですが、
これが甚だメチャクチャで、
SPF に制限はなく、
しかも、紫外線吸収剤の配合制限が逆に緩和されたりしています。
つい最近まで、 SPF100 だの 130 だのと、
販売促進に利用していたのはご存知のところですが、
この SPF 、 20 以上では、
ほとんどその紫外線防御には差異がない事が判っています。
このように考えてみると、
化粧品目メーカーって一体何なの、と思いませんか。
★結論として
それでも日焼けは何が何でも嫌、という方は、
日傘を使ったりして、
できるだけ紫外線を浴びないようにする事につきるのですが、
日焼け止め化粧品は、
日焼けしそうな時期、地域だけでの、最低限の使用が好ましい、
と言う事になります。
SPF なんて 10 や 20 で十分ですし、
使用するならしっかり塗る事、
不要になればすぐに落とすことです。
紫外線にあたっても日焼けしないような時期にまで、
日焼け止め化粧品を使用するような馬鹿げた事は、
避けるべきではないでしょうか(化粧品屋がなんと言おうと)。
|