2007/6/26 火曜日

エキナセアは、やはり、風邪の予防や症状の軽減に有効

Filed under: サプリメント・栄養成分, ハーブ, エキナセア — info @ 22:01:33

■The Lancet Infectious Deseases 2007;7:473-480   

北米原産のハーブ「エキナセア」は、風邪の予防や症状の軽減に有効であることが、アメリカのコネチカット大学薬学部の研究チームの過去に実施された14の臨床試験(被験者総数1,600名以上)を統合して、統計した結果、明らかになりました。

エキナセアの摂取によって、風邪を引く割合が58%低下し、風邪の期間が1日半短くなること、また、ビタミンCと併用することで、風邪の発症率の低下が、エキナセア単独の場合の65%から86%になることが分かりました。

[コメント]

エキナセアは、北米では、昔から免疫力を高めるハーブとして、利用されてきた伝承ハーブです。昔から使用されているという実績そのものが、このハーブの有効性を証明するものなのでしょうが、2005年の7月に、医学専門誌「New England Journal of Medicine」に、437名の被験者にライノウイルスに感染させて、エキナセアを摂取させたところ、エキナセアの風邪の予防効果は認められなかったという臨床試験の結果が報告されました。

エキナセアには800以上の成分が含まれており、その相乗作用で風邪の予防効果が発揮されると考えられていますが、エキナセアでも、花なのか、茎なのか、根なのか、それぞれの部位によって、含まれる成分構成や量が異なります。また、ウイルスの種類によって、エキナセアの予防効果の程度も異なることから、エキナセアの有効性を計ることが出来ない臨床試験結果が出ることも十分に考えられるようです。

いずれにしても、エキナセアは、風邪の引き始めに摂取することで、本格的に引いてしまうことを防ぐことが出来る大変有用なハーブであることは間違いありません。ただし、1週間以上の摂取は控えるべきだとされていて、本格的に引いてしまったら、エキナセアの出番ではないようです。あくまで、風邪の初期段階で利用するのが効果的なハーブであることを知っておく必要があります。

 

2007/5/12 土曜日

イチョウ葉エキスが卵巣ガンの抑制に有効である可能性

Filed under: ガン, ハーブ — info @ 10:58:13

■Cancer Letters 2007,251:43-52

イチョウ葉エキスが卵巣ガンの抑制に有効である可能性が、アメリカのハーバードメディカルスクールの研究チームにより明らかになりました。

試験管内、生体内ともに卵巣ガンの細胞の増殖を抑制する働きが確認され、専門誌に掲載されました。

【コメント】

イチョウの葉の抽出エキスは特有のフラボノイド類やテルペンラクトンとよばれる化合物を含み、その強い抗酸化作用や血液循環作用から脳の健康、具体的には認知症や脳血管障害などの予防や症状改善によいことからドイツやフランスでは医薬品として使用されています。

 イチョウ葉エキスのガン細胞の抑制効果については、これまで、マウスによる試験ではありますが、脳腫瘍や乳がんに有効であるとの報告もなされています。

2007/4/26 木曜日

ブラックコホッシュには乳がんの予防効果がある

Filed under: ガン, ハーブ — info @ 12:59:43

■International Journal of Cancer

北米原産で、更年期障害のよる症状の緩和に伝承的に使用されてきたハーブであるブラックコホッシュに、乳がんの予防効果がある可能性が示唆されると、専門誌に発表されました。

ペンシルバニア大学の研究チームは、乳がん患者949人と対照群としての健康な女性1,524人を対象に調査したところ、ブラックコホッシュを摂取することで、乳がんにかかるリスクが61%低くなることが分かりました。

【コメント】

ブラックコホッシュには植物性エストロゲンの含有が確認されていることから、エストロゲン受容体に結合することで、本物のエストロゲンの影響を低くする作用があるのではないかとされています。

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