2008/1/31 木曜日

週3時間以上の運動習慣は寿命を9年伸ばす

Filed under: 生活習慣, アンチエイジング, ストレス — info @ 10:24:29

■the Archives of Internal Medicine

週3時間以上の運動習慣のある人は、運動しない人に比べて、生物学的に細胞の寿命が9年長くなることから、運動が若さを保つカギになることがイギリスの大学の研究で明らかになりました。

ロンドンのキングスカレッジの研究チームは、2,401組の双子を対象に、運動習慣についてのアンケートを実施するとともに、血液を採取してテロメアの長さを調べました。テロメアとは細胞内の染色体の末端部分にあって、細胞分裂の度に短くなることから、テロメアの長さが細胞の寿命を決定することになるため、老化時計と呼ばれています。

その結果、運動習慣のある人ほど、テロメアの長さが長く、週に3時間以上運動する人は、15分以下の人に比べて、寿命にすると9年分テロメアが長いことが分かりました。

[コメント]
運動することが老化スピードにどのように影響を及ぼすのかを確かめた初めての研究のようです。双子を対象にしたことで、遺伝的な条件が同じでも生活習慣によって老化のスピードが異なることを確かめています。

また、運動することによるストレスの緩和もまた、老化スピードを遅らせることに貢献しているのではないかと指摘しています。

2008/1/19 土曜日

健康長寿は当たり前な日常生活の積み重ねの結果

Filed under: 食生活, 生活習慣, アンチエイジング — info @ 11:12:48

運動し、お酒は飲み過ぎず、日頃からたくさんの果物や野菜を食べて、タバコを吸わない人は、寿命にして14年の長生き効果があると、イギリスのケンブリッジ大学と Medical Research Councilの研究チームによる調査で明らかになったと、BBCが報道しています。

45~79歳の20,000人を10年以上に渡って追跡調査した結果、寿命を左右する生活習慣のポイントとして、タバコを吸わないこと、週に1~14ユニットのお酒を飲むこと(グラスにして半分から7杯のワインと同等)、1日に野菜や果物を5皿食べること、そして、よく身体を動かすことを挙げています。

最後のよく身体を動かすというのは、もしも、あまり身体を動かさない仕事に従事している人であれば、1日に30分程度の運動をするということです。

そして、これら4つが習慣化している60歳は、習慣化していない74歳と平均余命が同じレベルであったと報告しています。

また、社会的な地位や体格指数(BMI)は、寿命への影響は確認できなかったとしています。

日頃、何をどう食べて、どんなふうに過ごすかが、大切であることは、誰もが知っていることなのでしょうが、このような調査結果を数値で示されると、とてもインパクトを感じます。

実際のところ、健康で長生きするということは、このような日常の積み重ねの結果であることがよく分かります。アンチエイジングとは、決して、お金がかかるものでもなく、偉い先生におまかせすることでもなく、当たり前なことを、当たり前に出来るか、なんですね。

ということは、さして変わり映えのしない日常生活をいかに楽しめるかであるのかもしれません。現代社会では、そんなふうに過ごすには、ちょっとした才能が必要なのかもしれません。

2007/11/29 木曜日

インフルエンザの予防は薬よりも手洗いやマスクのほうが効果的

Filed under: 病気, 生活習慣 — info @ 10:45:28

■the British Medical Journal

インフルエンザやSRASなどの空気感染で広まるウイルスの感染を予防するには、薬よりも、手洗いを習慣化することやマスクや手袋、上着を着用するような方法のほうが効果的であると、各国の研究者で構成されたチームの調査で明らかになりました。

研究チームは、52の研究報告を精査した結果、ワクチンや抗ウイルス薬はインフルエンザの流行を食い止めるには不十分であるという多数の証拠を確認したうえで、国家のウイルス感染対策は、手洗いの習慣化やマスクの着用などのお金のかからない方法が優先されるべきであると指摘しています。

[コメント]

今年はインフルエンザの増加が記録的に早くから始まっているようです。インフルエンザというと、ワクチン接種や抗ウイルス薬に頼りがちですが、手洗いやうがいを励行し、マスクを着用し、防寒対策を怠らないといった当たり前な方法がワクチンや薬よりも効果的であることが証明されました。

2007/11/24 土曜日

妊娠中によく運動する母親の子どもは運動好きになる

Filed under: 生活習慣 — info @ 11:04:29

■the British Medical Journal

妊娠中にアクティブに運動していた女性の子どもはより運動する子どもに育つことが、イギリスのブリストル大学の調査で明らかになりました。

Calum Mattocksらは、5,500人の11~12歳の子どもの活動と、母親の妊娠中や出産後の活動状況を調べたところ、
妊娠中により運動していた母親の子どもほど、運動していることが分かりました。

女性の運動習慣は妊娠中か出産後にかかわらないことから、幼い子どもにとって、親が運動習慣がお手本となって、影響するのだろうとしています。

 [コメント]

妊娠中も含めて、親の生活習慣は、よいことも悪いことも子どもに大きな影響を及ぼすようです。子どもの運動不足による肥満が急増していると言われていますが、その責任の大半は両親にあることは明らかです。

妊娠を目指す期間によい生活習慣を身につけることはやがて、生まれ来る子どもへの無言の教育になることでしょうね。

2007/11/5 月曜日

ガンを予防する食とライフスタイルの10カ条

Filed under: 食生活, 病気, ガン, 生活習慣 — info @ 18:19:42

■American Institute for Cancer Reserch

世界がん研究財団(WCRF:the World Cancer Resrch Fund)とアメリカがん研究協会(AICR:American Institute for Canser Resrch)は、がんにかかりにくくする食生活や生活習慣についての10個の項目を発表しました。

この報告は、9つの大学の研究チームによって、これまで発表されている50万件の研究報告から、22,000件に選別し、さらに厳格な基準で7,000件に絞り、これまでで最も広範に研究報告を分析して、がん予防のための食生活と生活習慣をまとめました。

1)適正な体重を維持すること。
2)毎日、最低30分は運動すること。
3)砂糖入り飲料は飲まない、そして、高カロリー食品(砂糖が多く、繊維が少ない加工食品や高脂肪食品)はほどほどに。
4)いろいろな種類の野菜や果物、全粒穀物、そして、豆類をたくさん食べること。
5)赤身の肉(ビーフやポーク、ラム)はほどほどに、加工肉は食べない。
6)もしも飲酒するのであれば、男性は1日2杯、女性は1日1杯までにすること。
7)塩分は控え目に摂取すること。
8)がん予防のためのサプリメントは利用しない。
9)6ヶ月までは赤ちゃんを母乳だけで育てること。
10)がんを治療した後は、がん予防のアドバイスに従うこと。

そして、タバコは吸わないこと。

[コメント]

答えは出されているということですね。後は、自分が、やるか、やらないかという問題だけです。

結局のところ、出来るだけ自然に近い食品を、バランスよく、そして、自分で調理して、食べること。そして、1日30分は身体を動かすこと。酒はほどほど、タバコは吸わないということ、それと、サプリメントに頼ってはいけないということでしょうか。

2007/10/24 水曜日

食生活とライフスタイルが女性の心臓発作のリスクを左右する

Filed under: 食生活, 生活習慣 — info @ 14:05:45

■Archives of Internal Medicine

健康的な食生活と適度な飲酒、そして、適度な運動を通じて、適正な体重を維持すること、タバコを吸わないライフスタイルが、女性の心臓発作のリスクを低くすることが、スウェーデンの研究チームの研究で明らかになりました。

スウェーデンのカロリンスカ研究所のAgneta Akesson博士らは、24,444人の閉経後の女性を対象に、食物摂取頻度調査(food frequency questionnaires)による食生活調査を実施しました。調査をスタートした1997年には、被験者には心臓疾患にかかっている女性はいませんでした。

平均6.2年の追跡調査の後、308人の女性が心筋梗塞を患っていました。心臓疾患のリスクを左右していたのは、野菜や果物、豆、そして、アルコールの摂取量でした。

健康を維持する食生活とライフスタイルは、野菜や果物、豆、そして、精製度の低い穀物、魚を豊富に食べること、また、適量の飲酒、さらには、タバコを吸わないこと、適正体重の維持、適度な運動でした。

[コメント]
健康的な生活を実現するための答えは明確に出ているようです。

 

2007/10/18 木曜日

肥満の真の原因は?

Filed under: 食生活, 生活習慣 — info @ 12:16:20

■REUTERS

現代は、普通に生活をしているだけで体重が増えるような社会になってしまったことから、肥満の原因を個人の食べ過ぎや運動不足等の個人の責任だけに求めるだけでは、肥満対策を誤ると、イギリス政府のシンクタンクが警鐘を発しました。

これは、イギリス保健省がスポンサーとなって実施された2年間に渡る肥満の原因に関する調査プロジェクトの見解として発表されたもので、250人の専門家や科学者がかかわったとされています。

20世紀の技術革新によって、簡単に高カロリー食をとることが出来るようになったにもかかわらず、身体を動かす機会がうんと減ってしまい、多くの人々を肥満に導いたとしています。そして、そのことは、人間の身体は生物学的に環境の影響から逃れることが出来ないようなつくりになっていることから、決して、肥満の原因を個人の責任だけに求めることが出来ないと主張、この“肥満という現代病”を撲滅するのに、最低30年はかかるだろうとしています。

政府は、これまで肥満が医療費を顕著に増大させることから、肥満を減らすべく、特に、子どもに健康的な生活をし、食べ過ぎや運動不足を戒めるように啓蒙してきました。

ところが、専門家は、現代の肥満の真の原因は個人の生活習慣によるものだけでなく、問題はそれほど単純なものではないことを、政府が、正しく認識することから始めなければならないといいます。

そして、この問題は、一朝一夕で解決できることはなく、環境問題と同様に、例えば、政府が交通機関を規制することで、もっと、人々が運動するようなシステムを構築するような対策が必要であると指摘しています。

もしも、この傾向が続けば、2050年には、60%の男性、50%の女性、そして、25%の子どもが肥満になるだろうと予測しています。

[コメント]
一方で生活習慣病の予防を推奨しながら、一方では景気を刺激するために、医療や食の規制を緩和しているのは、ある意味で、消防署が放火してまわっているようなものであることは、日本も同様ではないでしょうか?どんな社会をつくるのかという最も大切な理念や視点が政治から欠落していることが根本の原因といえるかもしれません。

ただ、現実の問題としては、そのことを期待してもむなしいだけなわけですから、やはり、個人で、自分の身を自分で守ることが、やはり、最重要になってくるのでしょうね。

 

2007/9/27 木曜日

健康な男性でもタバコの本数が多いほどEDのリスクも高くなる

Filed under: 生活習慣 — info @ 18:02:12

■the American Journal of Epidemiology

健康な男性でもタバコを吸うことでED(勃起不全)のリスクが高くなり、本数が多いほど、リスクも高くなることが、アメリカの大学の研究チームの調査で明らかになりました。

直近の半年間は性的な活動を問題なく出来ていた、35~74歳の健康な中国人男性4,763名を対象に調査したところ、
タバコを吸う男性は吸わない男性に比べて、EDになるリスクが41%高いことが分かりました。

また、1日の喫煙本数が10本までの男性では27%、11~20本の男性では45%、20本以上の男性では65%になるなど、喫煙本数が多くなるほど、EDのリスクも高くなることが分かりました。

そして、研究チームは、健康な中国人男性のEDの原因の22.7%は喫煙であるとしています。さらに、調査では、禁煙後でもEDのリスクは低下しないことも明らかになりました。

 [コメント] 

研究チームによりますと、これまでの研究では、喫煙とEDのリスクとの関連性については、高血圧や糖尿病、心臓病の男性を対象としていたけれども、健康な男性の喫煙とEDのリスクとの関連性を調べたのは初めてだとしています。それにしても、禁煙しても、リスクが低下しないというのはショッキングです。
 

2007/8/9 木曜日

子どもがダイエット食品を食べると肥満を招く可能性がある

Filed under: 食生活, 生活習慣 — info @ 10:12:23

■Obesity

子どもがダイエット食品を食べると、かえって、食べ過ぎることで、肥満につながる可能性があることを、アルバータ大学の研究チームが学術専門誌に発表しました。

子どものラットに、通常の食事の代わりに、低カロリーの食品や飲料を与えたところ、食べ過ぎるようになりました。ところが、青年期や大人のラットではそのような傾向はみられませんでした。

このことから、研究チームは子どもがダイエット食品を食べることで、味覚とカロリーの関係の認識が歪められるのではないかとしています。

[コメント]
ラットによる試験の結果を人間にあてはめることに懐疑的な専門家もいるようですが、子どもには、栄養バランスによい正しい食事を身につけさせることが大切であるという結論は全く間違っていないと受け止められているようです。

世間で販売されているダイエット食品が確かにカロリーは低く抑えられているのですが、加工食品中の加工食品であることは間違いありません。美味しく食べられるように配慮されていて、○○味、○○風味とありますが、それらは全て不必要な香料によるものです。摂取カロリーを低く抑えられても、化学合成された添加物をせっせと摂る必要があるのでしょうか。そもそも、カロリーを抑えることはダイエットに必要な一部分でしかありません。

ところで、子どもがダイエット食品を食べる必要があるのでしょうか?

 

 

2007/8/4 土曜日

コーヒーに女性の結腸ガンの予防効果?

Filed under: 食生活, 病気, ガン, 生活習慣 — info @ 10:15:21

■厚生労働省研究班

コーヒーを1日に3杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない女性に比べて、結腸ガンにかかるリスクが約半分であることが、厚生労働省の調査ので明らかになったようです。

40~69歳の男女約96,000人を約10年間にわたって追跡調査し、コーヒーを飲む頻度を、1日に3杯以上、1~2杯、1杯未満、ほとんど飲まないの4つのグループに分けて、大腸ガンの発症リスクとの関係を調べたところ、女性の結腸ガンの発症リスクが、1日に3杯以上飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて56%低かったそうです。ところが、男性では、そのような関連は確認できなかったとのことです。

男性は、女性に比べて、ガンの発症要因になるタバコを吸ったり、お酒を飲んだりする人が多いことから、コーヒーと大腸ガンのリスクとの因果関係は確認できなかったのではないかとしています。

また、コーヒーが結腸ガンを予防するメカニズムについても不明としながらも、ガンが発症する原因となる胆汁酸の濃度を低くしたり、腸の運動を活発にしたりする働きが影響しているのではないかとみているようです。

[コメント]

コーヒーをたくさん飲みさえすればいいというわけではありません。それぞれの食品には、何らかの病気の予防する成分も何らかの病気を発症させる成分も一緒に含まれるものなのでしょう。ですから、特定の食品を突出して摂ることは、何らかの病気の予防になると同時に、別の病気の発症リスクを高めることになる可能性は否定できないと思います。

全てはバランスが大切ではないでしょうか。

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