2007/4/26 木曜日

ブラックコホッシュには乳がんの予防効果がある

Filed under: ガン, ハーブ — info @ 12:59:43

■International Journal of Cancer

北米原産で、更年期障害のよる症状の緩和に伝承的に使用されてきたハーブであるブラックコホッシュに、乳がんの予防効果がある可能性が示唆されると、専門誌に発表されました。

ペンシルバニア大学の研究チームは、乳がん患者949人と対照群としての健康な女性1,524人を対象に調査したところ、ブラックコホッシュを摂取することで、乳がんにかかるリスクが61%低くなることが分かりました。

【コメント】

ブラックコホッシュには植物性エストロゲンの含有が確認されていることから、エストロゲン受容体に結合することで、本物のエストロゲンの影響を低くする作用があるのではないかとされています。

2007/4/25 水曜日

フランボノールの豊富な食生活はすい臓ガンのリスクを低下させる

Filed under: 食生活, ガン — info @ 12:19:59

■American Association for Cancer Research

たまねぎやリンゴ、ベリー類、ケール、ブロッコリー等の野菜や果物に含まれるフラボノールが豊富な食生活をおくっている人はすい臓ガンにかかりにくいことが、このほど発表された調査の結果、明らかになりました。

調査はアメリカのカリフォルニアとハワイ在住の183,518人を対象に、何をどれくらい食べているかのアンケート調査を実施したところ、フラボノールが豊富な食生活をおくっている人は、すい臓ガンにかかる割合が23%低いことが分かりました。

特に、喫煙者におけるフラボノール効果は顕著で、喫煙者でフラボノイドが豊富な食事をしている人は、59%もすい臓ガンにかかるリスクが低下していました。

【コメント】

フラボノールは、ファイトケミカル(植物性化学物質)で、ケルセチンやケンフェロール、ミリセロール等があります。大豆に豊富なイソフラボンや緑茶に豊富なカテキン等も同じフラボニオド類で、それぞれにガンの予防効果が、一応、試験管内試験や動物実験で確かめられています。

知っておきたいことは、決して、それぞれの植物性成分が単独で働くことではなく、複数の成分の相乗作用によるものだということです。考えてみれば、野菜や果物には、植物性成分が単独で存在するわけではなく、複数の植物性成分だけでなく、ビタミンやミネラル、アミノ酸、脂肪酸等が複合体として含まれているわけですから、当然と言えば、当然です。

ですから、サプリメント等で単体の植物性成分を大量に摂取した場合、マイナスの影響が報告されることがあるのは、元来、あるべき自然な状態に逆らったやり方だからに違いありません。

いろいろな野菜や果物を万遍なく食べること、これに勝ることはないのでしょう。

2007/4/24 火曜日

ビタミンC単体では抗酸化能力はない

Filed under: サプリメント・栄養成分 — info @ 13:21:28

■British Journal of Nutrition 2007,97:639-643

水溶性の抗酸化ビタミンの代表とされているビタミンCですが、その抗酸化能力は、果物を食べて摂取しけなければ、ビタミンC単体で摂取しても発揮されないことがイタリアで実施された実験によって明らかになりました。

イタリアのミラノ大学の研究チームは、7人の被験者に、赤い果肉のオレンジジュース(ビタミンC150mg)300mlと同量のビタミンC水溶液、砂糖水の3種類の飲み物をそれぞれアトランダムに2週間おきに飲んでもらい、飲んだ後と3時間後、24時間後に血液を採取ました。

オレンジジュースを飲んだ後も、ビタミンC水溶液を飲んだ後もビタミンCの血中濃度の上昇が確認されたのですが、活性酸素の一種である過酸化水素を採取した血液に暴露させたところ、過酸化水素による細胞の損傷がオレンジジュースを飲んだ後では少なく、抗酸化作用が確認されましたが、ビタミンC水溶液を飲んだ後では、砂糖水を飲んだ後と同様に、損傷がより大きく、細胞の保護効果が確認されませんでした。

研究に携わった研究者は、ビタミンCの抗酸化作用は、ビタミンC単体では働かず、フラボノイドやカロテノイドなど、果物や野菜にビタミンCと有機的に結びついた成分との協働して初めて発揮されるのではないかとしています。

【コメント】

大変、ショッキングな内容ですが、これまでもビタミンC単体とバイオフラボノイド等と有機的に結合した複合ビタミンCとの体内有効活用度(バイオアベイラビリティ)の違いはさまざまな研究で明らかにされていました。

要するに、ビタミンC単体(アスコルビン酸)は、体内では食べ物ではなく、異物として認識されますから、胃の消化物と生化学反応を起こして複合ビタミンCの安定した状態になって初めて食べ物としての吸収されるようになります。ところが、そうなる前に異物ですから、身体はすぐに排泄しようとしますから、とにかくビタミンC単体を摂取するのは効率が悪いわけです。

そもそも、ビタミンCの発見者で、ビタミンCの分離抽出でノーベル賞を受賞した生化学者、アルベルト・セント・ジョルジ博士は、もちろん、ビタミンCだけを抽出して摂取してもそれほど役に立たないことを知っていました。ですから果物や野菜を食べて摂取しなければならないと、訴えていましたが、安価にビタミンCを合成することに成功して、華々しく商品化し、ビタミンC剤を拡販しようと躍起になっていた業界に、そんな“本当のこと”はいつの間にか、かき消されてしまったのです。

現代のようなストレスの多い社会、添加物まみれの食品を食べざるを得ない社会では、以前よりもビタミンCの重要性が高まっていることは間違いありません。だからこそ、本当に有効なとりかたが求められています。

現在、流通している安価な合成ビタミンCは摂取する価値はほとんど認められません。果物や野菜をしっかり食べること、そして、サプリメントを摂取するのであれば、果物や野菜の中に存在する形態、すなわち、アミノ酸やフラボノイド等と有機的に結合した複合ビタミンCの製品を選択すべきです。

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