2007/5/16 水曜日

週に2回以上魚を食べると加齢黄斑変性にかかりにくくなる

Filed under: 食生活 — info @ 12:42:04

■出典:J.Archives of Ophthalmology 2007 Vol.125:P.671-679

週に2回以上、まぐろやさけなどの油の豊富な魚を食べる人は、老人性の失明の原因になる加齢黄斑変性にかかるリスクがほぼ40%も低いことが、アメリカの研究で明らかになりました。

4,500人以上の60~80歳以上の男女を対象に、1992年から1998年まで、食生活の傾向と加齢黄斑変性との関係を調べて分かったもlのです。

研究者は、魚油に豊富なオメガ3脂肪酸を豊富に摂取することで、血管が丈夫になり、炎症が起こりにくくなったことが、加齢黄斑変性の予防になったのではないかと考えられるとしています。

[コメント]

オメガ3脂肪酸の恩恵は多岐に渡るようです。

★加齢黄斑変性とは?

2007/5/15 火曜日

マルチビタミンの過剰摂取は前立腺ガンのリスクを高める

Filed under: サプリメント・栄養成分, ガン — info @ 13:53:03

■the Journal of the National Cancer Institute 2007;99:742-743

マルチビタミンの過剰な摂取は前立腺ガンのリスクを高めることがアメリカの国立ガン研究所の調査で明らかになりました。マルチビタミンの摂取と前立腺ガンリスクとの関係を調査するため、295,344人を5年間追跡調査したところ10,241人の男性が前立腺ガンと診断されました。8,765人は局部性で、1,476人は進行性でした。

マルチビタミンの摂取と局部性の前立腺ガンとの関連はみられませんでしたが、推奨摂取量を超える過剰な量のマルチビタミンを毎日摂取していた男性では進行性の前立腺ガンにかかるリスクが摂取していなかった男性に比べて約30%高いことが判明しました。

[コメント]

マルチビタミンに含まれるどの成分が原因で前立腺ガンのリスクが高くなったのかは不明であるとしています。健康によかれと思い、毎日、せっせとビタミン剤をたくさん摂取していたわけですから、大変ショッキングな試験結果ではあります。ただし、これまでも、βカロチンの摂取が喫煙男性が肺ガンにかかるリスクを高めるといった調査の結果はいくつも報告されています。

このことは何を意味するのでしょうか?

たとえ、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素に体に有用な働きが確認されたとしても、それらの栄養素のみを合成したり、食べ物から取り出して、飲み続けることは、必ずしも、体にプラスに働くばかりではないということです。

要するに、ビタミンやミネラルなどの栄養素も、単体を大量の摂取することは体に害を与えることがあるわけです。そもそも、人間が誕生してこのかた、ビタミンやミネラルは野菜や果物、穀物等の食べ物から摂取してきたわけで、ビタミンやミネラルだけを取り出して、毎日、大量に摂取することはなかったことです。ですから、体はそのように栄養素を摂り入れるようには出来ていないのかもしれません。

このことは、サプリメントの利用の仕方の大きな意味をもちます。安価な抽出ビタミンのサプリメントは摂取すべきではありません。

2007/5/14 月曜日

300mg/1日のコエンザイムQ10を3ヶ月投与してもパーキンソン病は改善しなかった

Filed under: サプリメント・栄養成分 — info @ 11:47:00

■Archives of Neuroligy  2007;64(doi:10.1001)

ドイツのドレスデン大学の研究チームは、131人のパーキンソン病患者を対象に、100mgのコエンザイムQ10を1日に3回、トータルで300mgと偽薬を3ヶ月間投与しました。その結果、コエンザイムQ10投与グループでは、血中のコエンザイムQ10濃度が0.99mg/Lから4,46mg/Lに上昇したものの、パーキンソン病の症状に改善はみられませんでした。

[コメント]

パーキンソン病ではミトコンドリアの機能が異常になること、そして、それに伴い患者のコエンザイムQ10濃度が低下することから、コエンザイムQ10を補充することは、パーキンソン病の進行を遅らせることが出来るのではないかとの仮説から、これまでもコエンザイムQ10の投与試験が実施されています。

最も有名な臨床試験は、2002年にカリフォルニア大学の研究チームによるもので、1日に1,200mgのコエンザイムQ10を8ヶ月間、80人のパーキンソン病患者に投与したところ、著しい症状の遅延効果がみられたというものです。また、投与量の試験では1日に最大2,400mgとするのが望ましいことが判明しています。

今回の試験では1日に300mgを3ヶ月間投与したものですから、このレベルの量では症状を遅らせることは出来ないようです。

2007/5/12 土曜日

イチョウ葉エキスが卵巣ガンの抑制に有効である可能性

Filed under: ガン, ハーブ — info @ 10:58:13

■Cancer Letters 2007,251:43-52

イチョウ葉エキスが卵巣ガンの抑制に有効である可能性が、アメリカのハーバードメディカルスクールの研究チームにより明らかになりました。

試験管内、生体内ともに卵巣ガンの細胞の増殖を抑制する働きが確認され、専門誌に掲載されました。

【コメント】

イチョウの葉の抽出エキスは特有のフラボノイド類やテルペンラクトンとよばれる化合物を含み、その強い抗酸化作用や血液循環作用から脳の健康、具体的には認知症や脳血管障害などの予防や症状改善によいことからドイツやフランスでは医薬品として使用されています。

 イチョウ葉エキスのガン細胞の抑制効果については、これまで、マウスによる試験ではありますが、脳腫瘍や乳がんに有効であるとの報告もなされています。

2007/5/9 水曜日

喫煙、40歳男性で寿命3.5年縮める

Filed under: 生活習慣 — info @ 12:56:47

■読売新聞(厚生労働省)

たばこを吸う男性は吸わない男性に比べて40歳以降の余命が約3.5年短くなることが、厚生労働省研究班の大規模な疫学調査でわかりました。

1980年に全国300か所の保健所で健診を受けた男女約1万人を対象に、喫煙習慣の有無や喫煙量を質問し、1999年まで追跡調査し、亡くなった約2,000人の年齢と喫煙習慣から平均余命を算出したところ、80年時点でたばこを吸っていた男性の場合、40歳時の平均余命は38.6年で、吸わない男性に比べ、3.5年短かったことが分かりました。

[コメント]

タバコの害について、平均余命を比較した調査は初めてとのことです。

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