2007/12/6 木曜日

高齢者の長寿の目安は体脂肪ではなく、心肺機能

Filed under: 病気, アンチエイジング — info @ 11:57:55

■JAMA

60歳以上の高齢者が長生きするかどうかは、心肺機能が高いか低いかであって、体脂肪とは無関係であることが、アメリカの大学の試験で明らかになりました。

これまで、中年については、肥満度や運動不足が長寿を左右することは知られていましたが、高齢者のそれを調べるために、サウスカロライナ大学の研究チームは、2,603人の60歳以上(平均64.4歳)の高齢者を対象に、12年にわたる追跡調査を実施し、長寿に関わる要因を調べました。

その結果、心肺機能が高い高齢者ほど、死亡率が低いこと、それに対して、体脂肪率については、死亡率に影響しないことが分かりました。

[コメント]

メタボリックシンドロームの診断基準が大変話題になったのは、数値で示されたからのように思います。ウエストにしろ、体重(体格指数)にしろ、数値で示されるわけですから、数値によって、自分の程度を知ることが出来るわけで、その対策も数値をコントロールすることになりがちです。

ところが、ともすれば、数値を改善することは、一つの目安にしか過ぎないはずなのに、いつの間にか、目的化しかねません。検査結果の数値は、あくまでも、一時的な身体の部分の状態をあらわすだけであって、それが全てにはなりえないかずのものです。そんな数値に一喜一憂するよりも、美味しく食べて、気持ちよく運動することが長寿の秘訣のように思えてなりません。そんなことを強く感じさせてくれる研究報告でした。

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