【やってはいけない運動】 美肌マッサージが肌の老化の原因をつくる
物理的刺激は自分で自分の肌を傷める
日々の診療でいつも感じること、それは、自分の肌を自分で傷めている、老化を早めている方がいかに多いか、と言うことです。端的な例を言えば、肌をきれいにしよう、シミをなんとか消そう、小じわ対策に、と言って、一生懸命日夜ご自身の肌をせっせと擦っている方がとても多いのです。無機物は大抵磨けば(擦れば)きれいになるのと、マッサージ、マッサージとあっちこっちで煽っているせいなのでしょうね。よおーく考えて下さい。二の腕の内側や、内股の皮膚は、何のケアーもしていないのに意外ときれいではないですか。一生懸命手入れしている顔の肌のほうがきたなくないですか。男性の多くは何も肌のケアーなんてしていないのに、女性に比べて肌の老化は明らかに早いですか。考えてみれば簡単な事です。肌は、擦ってきれいになる事はなく、できるだけさわらなのがいいに決まっています。ただ、特に女性の方はほとんどの場合、化粧は必須でしょうから、化粧をするとき、化粧を落とすときには極力、肌への物理的刺激は避ける必要があります。
肌をせっせと擦っていた方、おまけに化粧品屋の薦めるままに何種類もの化粧品を次から次へと使い続けていた方、悪徳エステ(リラクゼーションによる効果よりも、シワをなくす、シミを消す、美白、などと謳っているようなエステですが)に通っている方、このような方は大抵、いっこうに肌がきれいになってこないと嘆かれます。上記の内容をよく理解していただける方で、現在の行為を一切中止できる方は、ほとんどの場合、それだけで肌は改善していきます。
我々日本人の肌は、一定以上の刺激を受けると(主に、物理的刺激と紫外線ですが)、色を作って守ろうとします。そのために、肌の色が黒くなったり、くすみが目立ってきたり(シミとよばれるものの一種ですが)します。色白の方はなおさらです。ご自身の肌によかれと思っている事で逆に痛めている場合が多いので、徹底して刺激をさけるよう心掛ける事が、肌にとってまずは一番大事なこと、と言えます。 |