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2006/1/11
 
にきびを治すのに抗生物質は市販薬のベンザックにも劣る
 
■Lancet
 
にきびを治すのに一般的に使われている抗生物質は市販の塗り薬ベンザックよりも効かないことが、649名を対象としたランダム化比較試験でよって明らかになりました。
 
にきびは感染症ではないにもかかわらず、これまで抗生物質が普通に使われてきました。炎症を抑える作用は、菌の増殖を抑えるほどには重要ではなく、むしろ、全く意味がないかもしれないと、試験を実施した研究者は指摘しており、抗生物質ばかりに頼ってきた結果、耐性をもつ菌の蔓延が大きく拡大することになったとのことです。
軽度から中度の顔面に炎症性のニキビがある649人を対象に、5種類の抗生物質の18週にわたっての改善度を調査しました。
 
【コメント】
少し以前の論文なのですが(Lancet December 18-25,2004;364:2188-95)、是非とも、知っておいて欲しい記事の内容でしたので、敢えて取り上げてみました。

抗生物質の乱用が、ここにきていろんな弊害を生んでいる事が少しずつ明らかになってきています。
当然、抗生物質は大きな福音をもたらしていますが、その使用方法に問題があったり、あまりに商売ベースに乗っかり過ぎると大きな無駄や危険をはらむのもまた事実です。

因みに、尋常性ざそう(にきび)については、マニュアル的に抗生剤と消毒剤を処方する皮膚科医は避けたほうがよいと思います。
 
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