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2006/1/30
 
果物や野菜の食べる量と脳卒中との関係
 
■The Lancet
 
1日に5皿以上の果物や野菜を食べると、脳卒中のリスクが大きく低下することが、このほど発表された研究で明らかになりました。
 
果物や野菜の摂取量が脳卒中に及ぼす影響を調査した8つの調査研究を分析した結果、果物や野菜の摂取量が多い人ほど、障害や死亡の原因となる脳卒中にかかりにくくなることが判明しました。
研究に携わったロンドン大学医学部の教授は、今回の分析で、果物や野菜の摂取量と脳卒中の関係を始めて明らかにしたと指摘しています。これまでも果物や野菜をたくさん食べると脳卒中にかかりにくくなると言われていましたが、それでは、どれくらい食べればよいのかは明確にされていませんでした。
そこで、日本やヨーロッパ、アメリカの257,500人以上を対象とした調査結果を分析したところ、果物や野菜を1日に5皿以上食べる人は、それ以下しか食べない人に比べて、脳卒中にかかるリスクが26%低いことが分かりました。因みに、先進国での果物や野菜の平均の摂取量は1日に3〜5皿です。1皿は野菜で77グラム、果物で80グラムです。
 
【コメント】
脳卒中は、 脳の血管がつまったり、破れたりして、その先の細胞に栄養が届かなくなって、細胞が死んでしまう病気で、高血圧や糖尿病、喫煙、高いコレステロール値、肥満、運動不足等がリスク要因になります。

果物や野菜は、ビタミンやミネラル、植物性タンパク、繊維が豊富ですが、中でも、カリウムが脳卒中の予防に有効なのではないかと考えられているようです。それは、より多くのカリウムを摂取することで、血圧が下がるからです。そして、果物や野菜の摂取量を1日に3皿から5皿に増やすことによって、カリウムの摂取量が約50%増加すると推測しています。

ただ、このように研究者が指摘しているようなカリウムの摂取に限らず、果物や野菜を多くの種類を万遍なく食べることで、まだまだ未知の成分も含めた多くの成分を摂取することが可能になることを知っておく必要があります。
 
 
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