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2006/2/17
 
ビタミンCはビタミンEの抗酸化能を復活させる
 
■Free Radical Biology and Medicine
ビタミンCは、喫煙者のビタミンEの欠乏を緩和し、ガンのリスクをも低下させる可能性があることが判明しました。
 

オレゴン州立大学の研究者による試験は、ビタミンCとビタミンEという2つの抗酸化ビタミンの体内での相互作用を初めて検証しました。また、喫煙がガンの発症リスクを高めるメカニズムをも示唆しています。

専門誌「Free Radical Biology and Medicine」の2月15日号に掲載された試験では、喫煙者に1日に1,000mgのビタミンCを摂取させたところ、ビタミンEの1つの成分の消失を45%低減させることが出来ました。また、それと同時に、ビタミンEの機能や血漿中の濃度を維持することが出来たとしています。その結果、ビタミンCのサプリメントを摂取した喫煙者は、非喫煙者とほぼ同レベルの抗酸化能を維持できたとしています。

ビタミンEは、タバコを吸うことで発生するフリーラジカルの攻撃から肺の細胞膜を守りますが、その際に、自らがフリーラジカルになってしまいます。今回の試験によって、ビタミンCが、フリーラジカル化したビタミンEを還元し、再び、抗酸化能を復活させることが明らかになりました。

このように、ビタミンCとビタミンEは、相互に助け合う関係にあって、どちらか一方だけを摂取すればよいというわけではなく、喫煙者にとっては、2つの抗酸化ビタミンのバランスを大切であるとしています。

これまで、さまざまな栄養成分の単体の働きが研究されてきましたが、時として、正反対の結果が出ることもありました。ところが、栄養成分は、単体で働いているわけではなく、それぞれの成分が協働して働き、体内で有用な作用を発揮することを知っておく必要があります。

 
【コメント】
ビタミンやミネラル等の微量栄養素は、チームになって初めて力を発揮するということです。

それは、記事中にもあるように、単体の栄養素だけを、せっせと摂取しても、さほど意味がなく、かえって、全体のバランスを崩しかねないということになります。

このことは、食事について、また、サプリメントの摂取の方法について、大変重要なことを教えてくれています。

まずは、野菜や果物は、多くの種類を万遍なく食べること、また、穀物は出来るだけ精製せずに、まるごと食べること、
サプリメントの摂取についても、単体の成分のサプリメントではなく、食べ物に含まれる形態をそのまま、まるごと摂取できるような製品を選択すべきということになります。
 
 
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