健康のためには、バランスの良い食事や適度な運動、十分な休息、さらには、禁煙等の生活習慣が大切であることは誰でも知っていますが、同様に、どのような信念を持っているか、何を信じるかというような精神的なものも健康状態や寿命に大きく影響を及ぼすと聞くと驚かれるでしょうか?
強い精神性が、高血圧や心臓病等のさまざまな慢性病の克服や術後の回復に、いかに、よい影響を及ぼすのか、これまでに多くの研究報告がなされています。
ただ、それは、必ずしも、健康のためには、神を信じなければならないとか、まじめに教会に通わなければならないということではありません。
精神性豊かな人は、生きる意味と目的を見いだしています。そして、彼らは、人間を超越した大きな存在を感じています。ただし、それは、宗教であるとは限りません。
精神性とは、深いリラックスと安心感をもたらすものです。人によっては、それは、神様であるかもしれませんし、また、母なる自然かもしれません。或いは、美しい夕焼けに感じるかもしれません。さらには、瞑想によって感じる人もいるでしょう。それは、より偉大なるものと繋がることです。
いずれにしても、さまざまに健康によい影響を及ぼすようです。例えば、
・強い宗教的信念や精神性を備える人は、ストレスを受けると分泌されるコルチゾールの値が低い
・前向きな考えは、痛みをほぼ30%緩和する
・精神性や宗教活動は、アルツハイマーの進行を遅らせることが分った。
・定期的に組織化された宗教活動に参加している人々は、より長生きし、1年に12%死亡率が低い。
・強い精神性や宗教的信念を持っている人は薬物中毒にはならない。
精神性や前向きな考え方が、どのように健康に影響を及ぼすのか、明確には分っていませんが、
2つの仮説があるようです。
まず、リラックス効果です。
身体がリラックスすると、心拍数や血圧、呼吸数は、全て低下します。
もう1つは、免疫力を高めることによる効果です。
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