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2006/4/28
 

脂肪幹細胞で乳房再建へ 福岡の病院が米企業と実施

 
■ 共同通信社

米バイオ企業のサイトリセラピューティクス(カリフォルニア州)は 20日、乳がん手術を受けた患者本人の脂肪組織から採取した幹細胞を使って乳房を再建する治療の臨床試験を、九州中央病院(福岡市)の杉町圭蔵(すぎまち・けいぞう)院長らと共同で5月から実施すると発表した。

 

 対象となる患者は約 20人。本人の体から採取した脂肪組織から、同社が開発した技術を使って幹細胞や再生能力のある細胞を分離・濃縮し、乳房に移植する。試験は、安全性の確認が主目的で、病院倫理委員会から実施の承認を得たとしている。

がんの手術で乳房を失った女性の、乳房再建に対する要望は強い。同社によると、脂肪由来の幹細胞は将来の治療法として期待が高い。

杉町院長は「脂肪には、骨髄などよりも多くの幹細胞が含まれているが、今までうまく取り出す方法がなかった。今回の方法は皮下脂肪を 30-50cc程度吸引し、分離した幹細胞を注射するだけ。患者の負担は小さく、拒絶反応や倫理的な問題もない。乳房再建だけでなく、さまざまな再生医療への応用が期待できる」と話している。

 
【コメント】

同様の研究は幾つかの施設において既に行われています。
そして、皮下脂肪を利用した幹細胞の分離、培養が安全におこなわれるようになるのは時間の問題とも言えそうです。
ただ、脂肪量を局所的に増やすような事は、そう困難ではないようですが、この幹細胞でどのように乳房自体を再建するのかとても興味深いですね。

   
 
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