対象となる患者は約 20人。本人の体から採取した脂肪組織から、同社が開発した技術を使って幹細胞や再生能力のある細胞を分離・濃縮し、乳房に移植する。試験は、安全性の確認が主目的で、病院倫理委員会から実施の承認を得たとしている。
がんの手術で乳房を失った女性の、乳房再建に対する要望は強い。同社によると、脂肪由来の幹細胞は将来の治療法として期待が高い。
杉町院長は「脂肪には、骨髄などよりも多くの幹細胞が含まれているが、今までうまく取り出す方法がなかった。今回の方法は皮下脂肪を 30-50cc程度吸引し、分離した幹細胞を注射するだけ。患者の負担は小さく、拒絶反応や倫理的な問題もない。乳房再建だけでなく、さまざまな再生医療への応用が期待できる」と話している。
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