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2006/7/7
 

地中海式料理のほうが低脂肪食よりも健康によい

 
■Annals of Internal Medicine

 

紫オリーブオイルやナッツなどを豊富に食べる地中海式料理のほうが、
低脂肪食よりも心臓病のリスクが低下すると、
このほど発表された研究で明らかになりました。

 

スペインのバルセロナのUniversity of BarcelonaのDr.Ramon Estruchtらの研究チームは、
55〜80歳の2型の糖尿病、或いは、喫煙や高血圧、肥満等の心臓病や卒中のリスクの高い、
769名の男女を対象にした試験を実施しました。

対象者は、3ヶ月間の間、
全ての脂肪の摂取を抑えた低脂肪食、
主たる脂肪摂取源をオリーブオイル、或いはナッツ類にした地中海式料理、
それぞれの食事グループに分けられました。

その結果、地中海式料理を食べたグループでは、
コレステロール値や血圧、血糖値において、改善がみられたのに対して、
低脂肪食グループでは明らかな改善は見られませんでした。

また、オリーブオイルを主たる脂肪摂取源とする食事をしたグループでは、
炎症反応の強さの指標となる“C反応性蛋白”の値が低下したことが判明しました。

 
【コメント】

地中海式料理は、果物や野菜を豊富に、精製度の低い穀物や魚を中心として、
赤身の肉や加工食品をあまり食べないことで知られています。

そして、オリーブオイルやナッツを豊富に使うため、
脂肪の摂取量が比較的多いにもかかわらず、
生活習慣病の原因となるような高血圧や高脂血症や肥満が少ないとされています。

今回の試験でも明らかになったように、
脂肪の摂取そのものが悪いわけではなく、
どんな脂肪をとるかが大切なようです。

動物性脂肪や加工食品に使用されているような酸化しにくく水素添加されたトランス脂肪酸ではなく、
オリーブオイルやナッツに豊富な一価不飽和脂肪酸がよいようです。

もちろん、脂肪の摂取だけでなく、全体的なバランスがよいことが大切なことです。

この地中海式料理と和食が世界の二大健康長寿食と言われています。

 
 
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