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2006/9/6
 

オレンジジュースは腎臓結石の予防に有効

 
■Journal of the American Society of Nephrology

 

オレンジジュースは、レモネードや他の柑橘系のジュースよりも、
腎臓結石の再発の予防に有効であることが、
アメリカの大学の研究で判明しました。

 

専門家の間では、以前から、
柑橘系の果物ジュースに含まれるクエン酸カリウムが、
腎臓結石の再発に有効であることはよく知られていました。

ところが、今回発表されたアメリカのテキサス大学サウスウエスタンメディカルセンターの研究で、
柑橘系果物ジュースに含まれるクエン酸カリウム以外の成分が影響していることを、突き止めました。

試験は、国立衛生研究所(NIH)の資金提供によって、
13名のボランティア(腎臓結石の病歴がある人とない人)を対象に実施されました。
1週間は蒸留水、別の1週間はオレンジジュース、また、別の1週間はレモネードを、
それぞれ、3週間のインターバルで、それぞれの飲み物を1日に3回の食事とともに390ml飲み、
低カルシウム、低シュウ酸の食事を摂りました。

その結果、オレンジジュースを飲んだ時には、尿中のクエン酸塩レベルが上がり、
腎臓結石の主要な構成物質であるといわれている尿酸やシュウ酸カルシウムの結晶が低下しました。
ところが、レモネードを飲んだ時には、クエン酸塩のレベルの上昇は見られませんでした。

このようなに、腎臓結石が大きくなるのを防ぐ効果が、オレンジジュースにより顕著であったのは、
同じようにクエン酸が含まれていても、
それぞれの果物ジュースの含有成分の状態が異なるため、
必ずしみ、同じような働きをするわけではないためであると推測されています。

例えば、オレンジやグレープに含まれるクエン酸は、カリウムと結合しているのに対して、
レモネードやクランベリーのクエン酸は、水素イオンと結合していることから、
クエン酸塩の働きを打ち消してしまうものと考えらるからです。

 
【コメント】

果物や野菜等の食物に含まれる栄養成分は、決して、単体で存在しているわけではなく、
必ず、さまざまな成分と有機的に結合した複合体を形成しています。

ですから、同じ成分が含まれるからといって、
必ずしも、同じような複合体を形成しているわけではありませんので、
同じ働きを期待できるわけではないということです。

逆にいいますと、同じ成分でもどのような形態で存在するのかによって、
働きが変わってくるということです。

最も効率のよい形態で摂取することが大切です。

 
 
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