肌が白い、とはどう言う事でしょうか。
一番解り易いのは、白人は白くて、黒人は黒くて、我々黄色人種はその中間である事です。これは、皮膚の基底層(胚芽層)を成している細胞にあるメラニン色素の量や分布やその性質に拠ります。そのため、皮膚の色を人為的に変える事は不可能である事が解っていただけると思います。歯の色も人種で異なっていて、我々日本人と白人では異なります。芸能人は歯が命、の宣伝に出てくるあの真っ白な歯は日本人にはあり得ません。ですから、幾ら歯を磨こうが、削ろうが(このような商品が実際存在するので)、白人のような真っ白にはなりません。方法は、歯をあの白さに塗る、あるいはその色を被せる事です。同じように、肌を白くしようとなると、あの白さに塗る以外にありません。美白の女王と呼ばれていた方のように、白粉をぬる事になります。ここで賢明な方はお気付きかと思いますが、肌自体の色を変える事はあり得ない、白くはならないので、基礎化粧品で色を白くしようなんて事は無意味も無意味、と言う事になります。マイケルジャクソンの事はここでは触れません。あまりに一般的ではなく好奇心の対象でしかありませんので。 本来の肌自体の色を変える事ができない、となると、ではどうすればよいのでしょうか。
皮膚の厚みを改善すれば白くは見えるのですが(実際この手法を使った美顔法は幾つか存在します)、皮膚表面の形状が崩れますので(簡単なところでは皮丘がなくなる)、皮膚のバリアー機能が損なわれて良いとは言えません。ピーリング等も一つ間違えば、これになります。
色素自体を漂泊するような非常にラジカルな薬剤を使用する場合もありますが、これは化粧品の範疇でおこなえるものではありません。
ビタミン剤(主に CやEですが)を服用されている方は多いと思いますが、合成されたものでの服用には非常識な量の摂取が必要になり、副作用が心配になります。抗プラスミン製剤を同時に服用して効果を出す事は以前より行なわれていますが、これは、主に血液循環の改善をはかるのが目的です。
胎盤エキス(プラセンタ)については、メラニン合成を抑制する云々の宣伝文句がほとんどですが、確かにその有効性はあるでしょうし、皮膚トラブルの改善をはかるような(抗炎症作用等)有効性はあるにはあるのですが、刺激性が強く肌に合わない方は多いようで、大きな化粧品メーカー程、敬遠するようです。
以上、肌の色は元来変えられない事、其れ故基礎化粧品に期待する事がないようにしていただきたい事を重ねて強調しておきます。
次回(最終回)では、肌を白くではなく、健康的に若々しく見せるための注意点や、その方法について考えてみようと思います。 |