第15回 にきびについて考える 2006/4/17
 

その5 その他のニキビの治療法についてのコメント

 

チョコレートをたくさん食べるとニキビが出来る、餅などの炭水化物で出来やすい、ナッツ類を食べ過ぎた時にいつも出来る、コーヒーの飲みすぎで、香辛料で、あるいは、睡眠不足で、このようにその原因がご自身で判っている場合(ニキビのできやすい肌質が根本にある訳ですが)は、当然それらに気をつける、改善する、で OK ですから、更に化粧水がわりにでもビタミン C の誘導体を使用されれば、充分事足りると思いますし、あまり原因のよく判らない(ご自身が)ニキビであっても、ビタミン A の誘導体を治療に加える事で、大抵は改善しますので、私自身はあまり他の治療法の必要性は感じないのですが、実際いろんな治療法がおこなわれていますので、それら主なものについて簡単にコメントしてみます。

■ ケミカルピーリング
グリコール酸が一般的ですが、主に皮膚への深達度によって多くの薬剤が存在します。
ニキビの改善に、ある意味有効と言えば有効なのですが、そのニキビの状態によって使用薬剤を使い分ける必要があるのと、治療効果を高める事と患者の負担(副作用も含めて)が反比例するので、医者の腕に拠るところがあまりに大きい、と言えます。
副作用が怖い、治せるかどうかあまり自信がない、と云う事なのか、非常にマイルドなピーリング剤を使用して、ホームケア商品を抱きかかえで販売している場合も多いようです。
元来肌質を改善する目的のもので、ニキビだけをターゲットとした治療には、どうかな?、と思います。

■ レーザー治療
ニキビ治療専用の機材がぞくぞくと登場しています。
とても簡単に言いますと、皮内へレーザー光を照射する事で、皮脂腺を破壊して皮脂の分泌を抑制する、ニキビ桿菌を殺す、といった具合のものです。
ニキビに有用であるとの報告が多く出てきていますが、まだまだ視覚的なものばかりで、コメントする段階にはないように思います。
ただ、レーザー自体まだまだ未知な部分があったりで、まだまだその可能性はあるでしょうが、新しい、最先端、といったイメージが先走っていて、実はなんて事のない機械がほとんどであるのも事実です。

医療脱毛での電気凝固を利用したものや、フォト何々と呼ばれる光治療器(レーザー治療器ではありません)などは、上記の治療法以下のものと思われてよいと思います。

「ニキビの治療を受けたが、いっこうに治らない。」、これは日常の診療でよく聞く事です。
まずは、ご自身の生活習慣を見つめ直す事が、色んな治療法に優先させるべきです。
便秘が改善すれば、うそのようにニキビがなくなった、こんなのは、嫌と言うほど診ています。
‘根本的なことが間違っていて、それを改善すれば事足りるのに。'と云った事は、ニキビに限らず、現在では多く見られるようです。

 
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