第22回 ワキガについて考える 2006/6/17
 

その4 ワキガ対策(3)根治療法について

 

ワキガを根本的に治すとなると、
手術を受けていただく以外にはなくて、
吸引法で完治させるのは困難である事は、前回話しましたが、
それでは、根治療法として現在行われている手術方法について説明していきます。

アポクリン汗腺はワキの毛の生えている部分に分布しているので、
皮膚ごと取り除けばよいのですが、
それだと傷跡が大きく残る(健康保険で適応されるのはこの手法ですが)ので、
傷跡が目立たないようにアポクリン汗腺だけを完全に取り除く手法が、
現在では一般的におこなわれています。

皮膚を数 cm (皮膚をどの程度切開するかは、術者によって多少異なるようです)切開して、
ワキの毛の生えている範囲で皮膚の下で剥離し、
切開部から皮膚を反転させるようにして、
実際に目で見ながら、鋏のようなものでアポクリン汗腺を取り除いていきます。

その後、出血部分を止血してから切開部を閉じるのですが、
皮膚は皮下とは剥がれているので、
これがくっつくまでは、圧迫固定といって、
皮膚をガーゼなどで上から押さえつける(タイオーバーと言いますが)必要があります。

皮膚を剥離する際に、
超音波器を使用したり、圧迫固定もいろんなバリエーションがあるでしょうが、
大まかには、ほとんどが上記のような手術法をとっていると思います。

ワキガの治療は、この 20 年間で、根治手術はほぼ確立されてきましたし、
結局は皆が同じような手法をとるに至っています。

日本人にワキガ体質がこのまま増えていくのかどうか、
このまま忌み嫌われるものなのかどうか、
長い目でみれば何とも断定しにくいのですが、
今の生活習慣(主に食生活ですが)の流れを見るに、
まだまだ増えていくように思います。

 
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