サプリメントの品質って何? その3

 
003 そのサプリメントの原材料の出所は?
 

サプリメントの原材料、すなわち、そのサプリメントが、何からつくられているのかを知るためには、ラベルに書かれている原材料の欄をみます。ところが、この原材料の表記について、意外にも知られていないことが多いんですね。

例えば、ある大手メーカーのビタミンCのサプリメントのラベルには、「乳糖、VC、セルロース、ショ糖脂肪酸エステル」と表記されています。ビタミンCというと、漠然と、果物や野菜に含まれる老化防止やお肌によいビタミンというイメージがあるかと思うのですが、この原材料をみると、何これ?っていう感じでしょうか。

原材料のラベルは、見慣れない人にとっては、よく分からないものですね。ところが、最低限の決まりを知れば、その製品の特徴が把握できるようになると思います。

まずは、原材料の表記を量の多いものの順番に表記するという決まりがあります。ですから、乳糖が一番たくさん入っていて、その次に、VC、セルロース、ショ糖脂肪酸エステルの順ということです。ところで、VCというのは、ビタミンCのことです。ということは、ビタミンCといいながら、量が一番多いのは、乳糖なんですね。因みに、このサプリメントには、乳糖とセルロース、ショ糖脂肪酸エステルが、添加物として使われていることがわかります。何のための添加物かというと、賦形剤や結合剤として使用されています。要するに、ビタミンCだけでは、錠剤にならないので、増量し、それぞれを結合させ、形を整えるために使用されるのです。サプリメントの場合は、だいたい、重量にして、20〜50%程度、使われていると言われています。賦形剤のことは、いろいろありますので、別の機会にお話しすることにします。

乳糖は、字の通り、糖で、母乳や牛乳に含まれています。害はありませが、乳糖不耐症の人は摂り過ぎると下痢を起こすことがあります。セルロースは食物繊維で、人間は、消化できないものですから、害はありません。そして、ショ糖脂肪酸エステルは、その名の通り、ショ糖(砂糖)と脂肪酸からできたもので、界面活性剤としても使われる添加物です。

前置きが大変長くなりました。今回のテーマは、賦形剤なんかの添加物のお話しではないんです。VC(ビタミンC)のことです。ちょっと、冷静に考えれば分かると思いますが、ビタミンCの原材料が、ビタミンCって、何かおかしくないですか?たとえば、オレンジとか、レモンとかであれば、分かります。オレンジやレモンから抽出したビタミンCなんだと。ところが、原材料にビタミン名がそのまま書かれているのは、どこかから、ビタミンCそのものを調達して、製造したということですね。これって、あいまいなことだと思います。産地に関する情報を開示するという観点に立てば、誰(製造メーカー)が、何から(本当の原材料ですね)、どのような方法で、製造されたビタミンCを使っているのかを開示することが必要になるわけです。

 
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