サプリメントを摂取しても、ちゃんと体内に吸収されて、活用されなければ意味がありません。それでは、その吸収効率の差は何よって決まるのでしょうか?ビタミンの吸収効率の差が何によって決まるのかを示すデータがあります。
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の果樹研究所が実施したヒト介入試験では、被験者14人に1日1個半から2個のリンゴ(含有ビタミンCは10.8ミリグラムから14.4ミリグラム)を3週間、毎日食べてもらい、ビタミンCの血中濃度を測定したところ、リンゴを食べることで、血中のビタミンC濃度が34%増えることがわかりました。
また、国立ガンセンターが実施した調査では、サプリメントでビタミンCを1日50ミリグラム摂取した場合の血中濃度の増加は13%、500ミリグラム摂取した場合の増加は38.5%であることが確かめられました。
このことから、ビタミンCをリンゴを食べて摂取するのと、サプリメントから摂取するのとでは、その効率は、少なく見積もっても35倍の差があることが分かりました。
いろいろなサプリメントや食品に、レモン100個分のビタミンC含有などと表記されていることがありますが、たとえ、レモン100個分に相当するビタミンCが含まれていても、実際に、体内に吸収されるのは、せいぜい、そのうちの3個分程度と理解すべきなのですね。
ビタミンのサプリメントは含有量ではなく、吸収量で比較されなければなりません。 |