単体か複合体か、言い換えれば、自然界に存在しないのか、存在するのか、もっと言うと、偽物か本物か、ということです。
ビタミンは単体で存在することはありません。ですから、ビタミンだけを取り出したサプリメントは自然界に存在しない、偽物というわけです。
抗酸化ビタミンとして有名なビタミンCやビタミンE、そして、βカロチンを例にとってみてみましょう。
まずは、ビタミンCであるアスコルビン酸。このアスコルビン酸は、野菜や果物、穀物中では、複合化合物として存在します。具体的に言いますと、アミノ酸や脂肪、炭水化物、バイオフラボノイド等、さまざまな栄養素と有機的に結びついた“塊”なのです。
ですから、アスコルビン酸だけでは偽物、複合化合物の塊が本物と言えます。
次にビタミンE。そもそも、このビタミンEそのものが単一の成分ではなくて、8種類の物質の複合体なのです。天然の食品に含まれるビタミンEとは、4種類のトコフェロール(α、β、γ、Δ)と4種類のトコトリエールがさまざまな混合比の複合体です。
ですから、α−トコフェロールだけでは、偽物、8種類の複合体が本物と言えるのです。
最後にβカロチンです。世間では、カロチンと言えば、ほとんどがβカロチンのことのようですが、実はこれはとんでもない誤りで、カロチンとは、決して、βカロチンだけでなくて、なんと650以上もの種類のカロチンが存在するのです。自然界の植物には、つねに数種類のカロチンが混合して存在しています。
ですから、βカロチンだけでは偽物で、その他のカロチンとの混合が本物と言えるのです。
いかがでしょうか?
もちろん、サプリメントとして摂取する場合には、偽物ではなくて、本物を摂取しなければならないことは言うまでもありません。偽物は人体では、あくまでも、異物です。本物だけが、取り入れるべきものとして認識されますから、吸収され、活用されるのです。
これが、ビタミンのサプリメントの品質を決定的にする目安です。
ビタミンは、本来は、野菜や果物、穀物を食べることで取り入れるわけですから、当然と言えば、当然ですね。 |