サプリメントの品質って何? その36

 
036 ラベルの読み方 その3
 

必ずしもラベルに表示されているとは限らないのですが、原材料の産地や栽培方法、または、製造工場についての情報が開示されていれば、その製品はより安心、そして、そのメーカーは、少なくとも、あるべき姿勢でサプリメントを製造、販売していると言えるかと思います。

まずは、原材料の産地ですが、馴染みの深い野菜や果物は別として、ある特定の地域でしか生育しないハーブや植物などであれば、この情報は大切です。

たとえば、ダイエット効果があるという触れ込みで、注目されている「フーディア」というハーブをご存じでしょうか?アフリカ原産で、食欲を抑える働きがあることから、大変な人気のサプリメントなんですが、このフーディア、アフリカ南部の砂漠でしか生育していないんですね。かの地では、獲物がとれない間の空腹感を抑えるために、伝統的に使われていたそうです。産地が限られているうえに、乱獲による種の絶滅を防ぐために、ワシントン条約によって規制され、南アフリカからの輸出は相当、厳格に制限されているのです。

ところがです。アメリカや日本では、フーディアと称するサプリメントがたくさん出回っていて、なんと、南アフリカから輸出されている原料の何倍ものフーディアが流通しているのです。要するに、“自称”フーディアなわけですね。つい先日、アメリカのハーブの製造団体が市販されているフーディアの半分以上は偽物であるとする調査結果を発表しています。

実は、伝承ハーブ製品では、このようなことはよくあることなのです。南米の滋養強壮ハーブとして有名なマカも、アメリカや日本で需要が高まってからは、ペルーから輸出されているマカの量を上回る量の製品が販売されていました。抜き打ちで検査してみると、トウモロコシの粉を大量に混ぜていたことが判明したりしました。

このようなことが普通に起こっているということは、サプリメントメーカーのモラルをあらわしていると言えるのですが、やはり、産地や生産量が限定されている植物については、最低限のトレーサビリティーが確立されているかどうかが製品の信頼性を決定します。

 
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