外国産を国産と偽ったり、豚のミンチを牛だと偽ったり、はたまた、ブランド力のある産地表示をしたりと、食品の偽装表示が後を絶ちません。
サプリメントでも、内容量がラベル表示と異なったり、表示していない成分が含まれていたりすることは、日常茶飯的にあります。
賢し消費者になって、自己防衛することが大切、かつ、必須なのですが、やっかいなのは、製品そのものをチェックして、偽装を見抜くことは至難の業なことでしょう。
いくら、勉強しても、分かりません。偽装表示が発覚するのは、全て、内部告発です。建物の強度計算の偽装と同じですね。確かめようがないということです。まあ、確かめようのないもの、すなわち、滅多なことではバレないからこそ、ウソをつくのでしょうけど。
ところで、これらの偽装表示が発覚したことを報道するマスコミの論調は、概ね、利益のためには手段を選ばない経営姿勢を批判しているようですが、食品の偽装が頻発する背景として、どうも、経営姿勢だけではないように思えてなりません。
いまや、流通している食品のほとんどは、売れるための“装い”が、ほどこされているといっても過言ではありません。もちろん、“装う”ことと、“偽る”ことは、全く違います。ですが、敢えて、誤解をおそれずに言いますと、リンゴやそのエキス、果汁など、全く含まないリンゴジュースやカカオなど全く含まないチョコレート、牛乳など一切含まないコーヒーフレッシュなどなど、数え挙げればキリがありません。これらは、全て、香料によって、風味を添加された“偽物”です。
繰り返しますが、決して、偽装表示しているわけではありません。“本物”が含まれていなくて、香料によって、風味を添加していることは、表示を確認すれば一目瞭然です。
ただ、いまや、食品業界は、どうにでも加工して、仕立て上げることが出来る世界が、当たり前であることは間違いありません。そんな風潮が、一部の経営者を、深き思慮なしに、「これくらいは・・・」という感覚にさせた、要するに、感覚を麻痺させたのではないかということです。
もちろん、偽装表示に走った経営者の肩を持つつもりは毛頭ありません。マスコミの報道が、あまりにも、ワンパターンなものですから、それだけではないということを言いたかっただけです。
それにしても、見分けがつかない食品偽装対策はあるのでしょうか?生産地や生産者と付き合うこと、そして、彼らから、直接、購入することくらいでしょうか。また、教訓として、老舗というだけで、信用できる時代ではないということを肝に銘じることが大切ですね。
|