私が有機ゲルマニウムのことを初めて知ったのは、心斎橋中央クリニックの西川院長から、忘れもしません、おもしろいものがあるからと、一冊の本を手渡されたことがきっかけでした。
ドクターヒロこと、西川院長は、脳外科医から美容外科医へと、それぞれの専門で、最先端の技術を駆使して診療にあたっておられるものの、既存の医療の枠にとらわれずに、常に、患者さんの役に立つもの、喜ばれるものを探求する姿勢を持っておられます。ですから、怪しげな健康食品を仲間内で試したりというようなこともあったりして、その度に、ああでもない、こうでもないとシビアな品評会をやるわけです。ですから、サプリメントや薬、あと、色々な健康関連商品に対する選択眼については、私たちは、相当、鍛えられていると自負しています。医者といっても、専門外のことについては、全く興味なし、なんていう方も多いものですから、西川院長は、そういう意味では医者らしくないのかもしれませんが、患者さんが喜ぶ、すなわち、痛みや辛さが緩和され、病を克服するために、専門であろうがなかろうが、いろいろな手段を素直に、偏見なく、検討してみたり、自ら試してみるという、そんな感覚こそが、本来の医者らしさであると、私は思っているのですが・・・。おっと、話しが大きく逸れていきそうなので、本題に戻ります。
有機ゲルマニウムです。その、手渡された一冊の本というのは、「ゲルマニウムと私」という本で、浅井一彦さんという有機ゲルマニウムの合成に成功した人の本でした。
ところで、○○で〜が治った!なんていう健康食品本の常として、大袈裟で、胡散臭くて、とかいろいろあるんですが、素晴らしいというものを表現する場合、ある程度、そんな雰囲気が出てしまうのはいたし方ないと思うのですが、ゴーストライターが書いたことがもろに分かるもの、書いている内容がほとんど二次情報であるもの、ほとんどがいわゆる体験談ばかりであるもの、そんな本は、到底、読めたものではありません。
ところが、この「ゲルマニウムと私」は、そんな類の健康本とは、違う雰囲気なんですね。まず、著者である浅井一彦さんの品格みたいなものを感じたことが一番印象に残っていることです。また、確かに、宗教じみた感じもしないでもないのですが、著者自身が学者で、合成にかかわっていますから、あくまで、内容は論理的です。そして、何事も疑い深い、この私が、飲んでみたい、もっと、ゲルマニウムのことを知りたい、調べてみたいと思うようになったのです。
西川院長が、詳細を語らず、とりあえずといって、この本を手渡されたのは、そんなことを予め予測していたのかもしれません。
そして、なんとも言いようのない、ゲルマニウムが持つ独特の雰囲気、それは、知れば知るほど、分からなくなってくる、だから、もっと知りたくなるという、そんなことの繰り返しであった二人の紆余曲折のゲルマニウム探求の記録を記してみたいと思います。
(細川忠宏)
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