★浅井博士の周囲から
ようやく、長年の苦労が実って有機ゲルマニウム、Ge− 132の合成に成功したものの、果たして、それまで、ゲルマニウムの人体への有用性については、海外の論文で伝えられていただけであり、実際のところ飲んでどれほどの効果があるものなのか、全く未知のものであったわけです。そこで、浅井博士が、自ら大量にGe−132の水溶液を飲んだことは、自らの身体をもって、安全性を確認しただけでなく、それまで、ほとんど寝たきりであった状態が、飲んで10日後には健康を取り戻したことで、その効き目をも実証したことになったのです。
その後、動物実験で、急性、亜急性、慢性、さらには催奇形性等の毒性試験を実施、安全性が確認されました。
このように安全性が確認されたあと、友人、知人に水溶液を提供し、少量ずつ飲むことを勧めていったといいます。それまで、浅井博士が通っていた鍼医は浅井博士がGe− 132を飲んで以降、博士の状態の好転を目の当たりにし、鍼医を通じて、鍼医のところに通う、ガン患者やテンカン、肝硬変で苦しむ人たちに有機ゲルマニウムが分けられ、その人たちが劇的に治るので鍼医があきれてしまったほどだったと、「ゲルマニウムと私」に記されています。
★口伝えから希望者が殺到する
その他、「ゲルマニウム・光」によりますと、寝たきりの人に飲ませたところ、自ら立ち上がって身の回りのことをし、散歩が出来るようになったとか、持病の蓄膿症のため、病院での手術が予定されていたものの、鼻の通りが良くなって手術をしなくてもよくなったとか、このような体験談が口伝えに広がって、浅井博士のもとに有機ゲルマニウムを求める人々が殺到したと言います。
おそらく昭和 30年代の終わりから40年代にかけてのことですから、現代のようにさまざまな代替医療やサプリメントが氾濫しているようなことはなかったわけですから、慢性的な身体の不調を抱える人々にとっては、大変なインパクトがあったのに違いありません。
★ゲルマニウムクリニックの開設
そのように、さまざまな健康に問題を抱える人々からの相談が寄せられるようになるに伴って、浅井博士は、友人の医師に依頼し、東京、成城に「ゲルマニウムクリニック」を開設、有機ゲルマニウムに理解を示した 3人の内科医が診療にあたることになりました。
ゲルマニウムクリニックで処方された有機ゲルマニウムの効果は、さまざまな疾患にあらわれ、そのことは、一般の人々のみならず、全国の医師からも注目されるようになっていったようです。 |