有機ゲルマニウムに魅せられて
 
第13回 何にでも効く=何も効かない 2006/5/15
 

★飲んでみて明らかになってきた効能

浅井博士が著わした「ゲルマニウムと私」を読んでみると、
合成研究のスタートに際して、
有機ゲルマニウムは人体でどんな働きがあって、何に効くのか、
その具体的な効能が分っていたわけではなかったことが分ります。

それまで、アメリカやヨーロッパの論文から、
人体に、ガンの治療を始めとして、
いろいろ有用な働きをするらしいといった感じだったようです。

そして、実際のところ、合成に成功して、
浅井博士自身が大量にその水溶液を飲んだところ、
身体中が暖かくなる、血色が良くなる、
また、寝覚めがよくなり、思考力が増すといった体験をしました。
さらには、周囲に人々に勧めたところ、
同様の、“飲めば元気になる ”ことを確認するに至り、
それは、「ゲルマニウムは体内に酸素を著しく増やす」からではないかという、
浅井仮説を立てるようになったようです。

★飲む人が増えれば増えるほど、調べれば調べるほど、増える効能

世田谷のゲルマニウムクリニックで、
有機ゲルマニウムを処方された患者が増えてくるに従って、
予想を遙かに超えるさまざまな効能があることが明らかになっていきます。

例えば、糖尿病や老人性の痴呆症、パーキンソン病、てんかん、うつ病、
がん、膠原病、関節リウマチ、肺炎、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、
自律神経失調症、肝硬変、食道静脈瘤、胃潰瘍、スモン病、ネフローゼ症候群、
子宮筋腫、一酸化炭素中毒等、
列挙すればきりがないといっても過言ではありません。

また、全国の大学や病院での臨床研究や基礎研究でも、
ガン、炎症、骨代謝改善、免疫細胞の賦活、鎮痛作用等、
相当な範囲をカバーするに至ります。

それにしても、これだけの疾患への有効性が明らかになったわけですから、
当時の有機ゲルマニウムに賭ける期待の高まりは、
相当なものだったに違いありません。

★医薬品では収らない

医薬品は、厚生労働省の認可を受ける際に、
明確に1つの病気を対象とした臨床例を提出する必要があります。
要するに、1つの薬は、1つの病気に効くものとされているということです。

有機ゲルマニウムの持つ多彩な機能性のため、
有機ゲルマニウムの研究に取り組んだ施設は多かったものの、
1つの病気に対する研究に収斂せず、
研究成果を互いに利用し、統合していくには至らなかったことが、
結局、医薬品としての認可を受ける機会を逸してしまったとされています。

西洋医学で定めるところでは、
有機ゲルマニウムのように、多彩な効能をもつものは、
結局、何にも効かないことになるのです。

ただし、このことが、最終的には、この化合物を医薬品として、
狭い範疇の治療にとどめておくことなく、
サプリメントとして、多くの悩みの改善に使われることになったわけですから、
結果オーライと言えるのかも知れません。

 
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